自分で判断できるようになるまで
解除ですか。
個人個人が理解して、新しい判断基準でやっていかないとならないですね。
ずっと相談を受けている60代女性Sさんから、
「紅茶のティーバッグ1つで何ccまで飲めますか?」と質問が来た。
この質問になるまでのいきさつ。
先日まで優しめの薬膳茶を調合して飲んでもらってました。
が、優しめのものでも下痢したり、口角炎になったりと、顕著に反応が出るので、ちょっと薬膳茶はお休みしてもらい、日常生活を整えていきましょうということにしました。陰虚気味なので、水分はある程度とったほうがいいのだけれど、冷えもあるし、彼女の仕事の都合上、頻繁にお手洗いに行けないので、「お手洗いが忙しくない程度の量を自分で探りながら飲むように」と、お伝えしていたわけです。
反応も、薬膳茶そのものの場合もあれば、食べ合わせや飲み合わせの可能性がけっこうあったりします。
彼女としてはわからないことだらけということもあるだろうし、心配性でもあるし、そして「聞けばいい」って思っている節がある。聞いてくれて構わないのだが、これまでも考え方を落とし込みしているつもりが、なかなか自分のものにならないのね。難しいです。
難しい言葉は使わず、言い切れるところは具体的に言い切る。イメージとか抽象的な言い方とか、例えばの話とかあまり伝わらないから。
なので、ゆっくり(期間的に)何度もお伝えします。
先の質問も、紅茶としておいしく飲むならば、せいぜい300㏄くらいだろうし、ミルクティで飲むならもっと濃いほうがおいしいだろうし、水分補給として水代わりに飲むなら自分がいいと思う薄さでいくらでも飲めるってことなんだけど。
でも逐一報告してくださるので、過程がわかってありがたいです。
食生活自体をガラッと変えることができないので、すっかり変わるというのが難しいってこともきちんと伝え続けなくては。
他人や一般論と比較するのではなく、過去の自分と比較して改善されているか。
この考え方が基本になると思う。